●エッセイ
アートというものはインテリアの一部だと考えていただいてよいと思います。
“絵画”と聞くと、日本ではなんだか手の届かないもの、美術館で観るものであって、
自分で買って飾るものではないというメンタリティーがあるような気がいたします。
でも決してそうではなく、そもそもアートと私たちの“距離”というのはいつからできてしまったのでしょう。
アートはもっと身近なものであってよいと思います。
歴史から見ても、例えば日本の場合は屏風絵や床の間の掛け軸であったり、
皆さんのお宅に普通に飾ってあったのです。江戸時代の浮世絵にしても当時の庶民には人気があり、
かなり生活に密着したアートというものが存在したものです。アートを気軽に買う、
飾るという行為はいつからか日本では消え去って行きました。
絵画というものは一枚でもあるとお部屋の雰囲気が随分と変わるだけではなく、
その人本人のライフスタイルまでも変えてしまうきっかけとなるかもしれません。
絵を飾る喜び、楽しみを知ると生活がより豊かになるのではないでしょうか。
●アートの楽しみ方
1.好きなアートを眺めて癒されたり、インスピレーションを得たり、ハッピーにしてもらえたり、というのが一番重要!
2.他のインテリアとのコーディネイトを楽しめる、ソファやクッションの色からテーブルリネンまで“色”でコーディネーションを楽しめます。
3.季節ごとに絵を架け替え、その時期にあったものにあわせるのも楽しみの一つ。
4.お部屋別にテーマを決め、絵を集めてゆく楽しみ。
5.家族や友人に絵をプレゼントするという楽しみ。
6.コレクターになってみよう!自分の好きなアーティストを見つけて、その人を支持し、“育てる”という考え方。
そのアーティストの成長を見守ることができます。
●さあ、おうちにアート!
★最初の一枚
あまり大きくなく、値段の張らないもの。とにかく好きなもの。いざとなったら化粧室のような小スペースにでも飾れる位の大きさ。
絵画はやはり買われる前にまずどのエリア(リビングのソファの上とか)ある程度決めてからの方がよいと思います。
しかし全く初めてという場合、好きなもの、そしてあまり場所のとらない小さなものにしてみてはいかがでしょうか。
そうするとどこにでも飾れます。本棚や飾り棚に置くことも!
★色彩がポイント
- お部屋に華やかさを演出したい場合→ポイントカラーを決めて、お部屋の引き締め効果をはかる。
- 落ち着いた同系色でお部屋を統一したい場合→ポイントカラーを使わず、同類の色調でテクスチャー(質感;texture)のあるものを選ぶのもよい。
- モノトーンな空間を楽しみたい場合→アートとしての白黒作品を選ぶ
★サイズがポイント
- 絵を飾るロケーション別にサイズを決める。
- インパクト強い大判作品はソファや寝具の上など、一枚あるとお部屋がまとまります。
- 小さい作品は本棚や飾り棚等の上におくとお部屋全体として調和がとれます。
★掛け方
クリエイティブになってみよう!
- 同じサイズのものを2〜3枚並べて飾る。
- あえて違うサイズのものを並べてみる。
- 重心を下にもってくるとお部屋が引き締まります。
- ライティングを考える。( スポットライトが絵にあたるようにする等)
- その他のオブジェ等とのバランスを考えて飾る。